【労評アート労組】相模原支店労働者が加盟! 9月2日から会社と団体交渉が開始!
先日、相模原支店(神奈川)の労働者が新たに労評アート労組に加盟し、活動を始めました。
2019年9月2日から早速会社との団体交渉が開始されます。
今回、会社に要求している内容は以下の通りです。
<今回の要求項目>
1、リーダー手当の新設 (片便500円、引っ越し1000円)
リーダーは現場で顧客と対応し、派遣やアルバイトなどのスタッフが安全・的確に作業するように指導、指示する役割を担っています。
リーダーの指導・指示が適切でなければ、能率の低下や引越事故、顧客の満足度も低下にも繋がります。
このように、神経を使い的確な判断が要求されるリーダーには、その仕事と責任に見合う手当を付けるべきです。
2、ドライバー手当の新設 (普通免許(5トン限定含む)は1万円、準中型と中型は2万円)
会社は、車両の大きさに応じて顧客から「車輌費」を受け取っています。この「車輌費」は荷物の立方
数で決まるので、使用する車両の大きさにより金額も変わります。
しかし、現状では、使用するトラックの大きさが違っても運転手当の金額は変わりません。
皆さんもご存知の通り、車両の大きさによって技術や神経使い方も異なり免許の種類も変わります。
そこで、労評は、「運転免許の種類」によってドライバー手当の金額を変えることを要求しています。
3、物販還元金の増額
皆さんは、会社が物販によってどのくらいの利益を得ているか知っていますか?
労評は、物販還元金は、会社が物販で得る利益に比べ、販売した皆さんが受ける利益が少ないと思います。
会社は、物販還元金がどう定められているのかについて、皆さんには説明しないので、物販でいくら利益を上げて、皆さんにはいくら還元しているのかが全く分かりません。
そこで、労評は、会社が物販によって得ている利益について、品目ごとに1件販売した場合に得られる
利益の資料を開示して、説明することを要求しています。そのうえで、物販を行った皆さんに適切な金額を還元することを要求しています。
4、2便・3便に対する手当の新設
会社が顧客に請求する明細書には、その顧客の引越し作業に従事する労働者の人数分の人件費を計上して徴収しています。
労評が入手した資料によると、1名で2万4000円を徴収しています。
この人件費は、2件目以降の顧客からも徴収しています。
つまり、1日2件の引越し作業をする労働者には2倍近い、3件の引っ越しをする労働者には3倍近い人件費の支払いを顧客から受けているはずなのに、その労働者には引越し件数に対応する手当を全く支払っていません。
労評は、顧客から得た人件費は、説明通りに労働者へ還元することを要求しています。
働く皆さんの生活を守り将来の生活設計が描ける賃金を!
アートでは、数年前に行われた賃金改定により作業手当(正社員)、午後便手当(アルバイト)等の歩合給が廃止されました。
その結果、「仕事を頑張れば報われる」部分が著しく少なくなり、賃金額にして月5~6万円、あるいはそれ以上の減額となり、多くの労働者が、次々と会社を退社していきました。
今の日常的な人手不足、ドライバーが確保できずに繁忙期でも各支店の駐車場にトラックが遊んでいるという情況はそのときから生じています。
だからこそ、労評アート労組は、働く皆さんの生活を守り将来の生活設計が描ける賃金を会社が給付することが、現在の恒常的な人手不足を根本的に解決する唯一の方法であると考えています。
人手不足を解消しなければ、アートが将来に渡って存続することが不可能であることは誰が見ても明白です。
労評アート労組と一緒に、アートを変えていきましょう!
このように、労評が要求している内容は、世間の常識から言っても、世の中の道理から言っても、当然の要求です。
今まで、アートには労働者の立場に立って会社と交渉する労働組合がありませんでしたが、これからは、労評が皆さんの意見要望を反映して、会社と対等な立場で職場環境の改善に向けた交渉を継続していきます。
些細なことでも不満や相談があったら、ご連絡ください。
労評アート労組と一緒に、アートを変えていきましょう!