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グローバル分会 第1回団体交渉開催される

 職場環境の改善、法令を守った労働条件の整備に着実に進んでいる

組合が団体交渉を申し入れてから2週間、8月19日(金)に松戸市内のホテルの会議室で団体交渉が行われました。この団体交渉に先立ち、暑熱対策などの喫緊の課題については会社は組合の要求を受け、改善の動きを見せました。

1、ロールカーテンを設置 来週中に排熱ダクトを延長

灼熱地獄だった職場環境が改善に向かいつつあります。団体交渉を申し入れてから3日後、さっそく3階休憩室にロールカーテンが設置されました。さらに10日後、2階工場の機械の排熱ダクトの工事も着手されました。団体交渉までに3本中1本の排熱ダクトが途中まで延長されました。交渉を通じて、来週中に3本とも排熱ダクトを換気扇の下まで延長することが約束されました。冷房設備の設置については、会社は昔の「健康被害」を理由に難渋を示し、「会社と組合両者で冷房設備についてそれぞれ具体的な案を提出し、次回の団体交渉で検討する」ことで今回は合意しました。

2、人手不足対策は、組合案を「持ち帰って検討する」

人手不足については「対策はしているが募集が集まらない」という煮え切らない回答だったので、組合側からは「扶養範囲内のパートが103万に到達するのが目前に迫っている」こと、「それに対してどう考えているか」と問いましたが明確な答えはありませんでした。そこで組合側からは次の提案を出しました。「1パートの意志を尊重し、強制的に上限を130万に引き上げないこと、2もし依頼する場合は、会社から「お願い」をし「承諾しても良い」という人に対しては税金の増額や夫の手当削減などの損失は会社が補てんすること、3パートの人員不足により残った仕事は、例年、社員が夜遅くまで残業していたが、今年は無制限には協力せず、終わらない分の仕事は翌日に回すこと。」会社が「持ち帰って検討する。」ことになりました。

3、休憩時間は「再考する時期に来ている」

休憩時間の確保については、組合側から「契約では休憩は1時間30分になっているが現実的に取れない。休憩時間は1時間にしてその代り労働時間を8時間に短縮してほしい。」と提案し、経営側は「再考する時期に来ている。持ち帰って検討する。」とのことでした。

4、残業の事実認める タイムカードも「前向きに検討する」

残業代については「繁忙期と閑散期の労働時間を調整して出している。残業は相殺されているのでそれほどはない。」と苦しい言い訳をしてきましたが、実際には閑散期でも10時間くらいは働いています。組合員が証拠資料を出して、そうではない事実をつきつけると「今日の話を聞いて、そうではないことがわかった」と会社も残業の事実を認めざるを得ませんでした。タイムカードについても「なぜパートにはあって社員にはないのか」「なぜ研修期間にはあって採用された後はなくなるのか」と具体的に問い詰めると、弁護士も「タイムカードに移行することも考えていた。前向きに検討していく。」という結論に至りました。

確実に会社は改善の方向へ進みつつあります。これまでは、個人的に言っても何も変わりませんでした。しかし、これからは組合を通じて、会社と交渉することができます。より良い会社にするため、これからもグローバル分会は組合員で知恵を出し合い、協力して、会社と交渉していきます。

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