【RG組合】 組合通信 第2号
会社から有給休暇が付与されました!有休を使ったパートがいます!
皆さんこんにちは、ローヤルグループ労評労働組合(略称:RG組合)です!全店舗に有給休暇(以下、有休と書きます)が付与されたこと、皆さんはご存じですか?もうすでに有給を使ったパートがいることを知っていますか?今回は、そのために組合がどのような取り組みをしてきたのか?どうやって私たちが有休を取得したのか?をお伝えしたいと思います。
有休取得のために、組合はどのような取り組みをしてきたのか?
ローヤルは今どき珍しい有休のない会社でした。有休を付けないのは労働基準法違反です。なので、私たちは船橋労働基準監督署(以下、船橋労基と書きます)に行き、会社への指導をお願いするため、労基法違反の申請手続きを行いました。それがあってようやく店舗パートの有休が実現されました。10月始めには会社がすべてのパートアルバイトに有休を付与したということを船橋労基に報告したそうです。ですが、実際にはほとんどの店舗では有休について会社から説明を受けていません。なぜでしょうか。
なんと会社は一人の営業に「パート一人一人に会って有給休暇の説明をして回るように」と言ったのだそうです!有休については、まだ一部の店舗でしか通知されていないようですが、すでに2ヶ月以上もの時間がかかっています。160店舗以上あるのに、最後の人は一体いつになったら有休の話が聞けるのでしょうか???会社はもはや付ける気がないのではないか?と私たちは疑っています。きっと違反にならないギリギリを狙ってきてるのではないでしょうか。もし船橋労基から有休についてどうなったかを聞かれたら、きっと会社は「付与はしました。だけど今はまだ説明に回ってる途中です。」と言って逃げるのではないでしょうか??
どうやって私たちが有休を取得したのか?
では、どうやって私たちが有休を取得できたのか?一連の流れをご説明したいと思います。有休の存在を知ったパートが営業に『有休が付与されたことを聞きました。来月、有休を使いたいので、私に何日有休があるのか、どうやって使うのか教えてください。』と言いました。ところが営業は、『順番に告知してますので、待ってください。』と言いました。それに対して私は『いえ、待ちません。労基から聞きましたが、会社は「全員に付与した」と労基に伝えたのですよね?順番待ちとか、そんな付け方があるでしょうか。私は来月〇日に有休を使います。この報告だけでも良いと労基からは聞いていますので、お願いします。もし来月の給料が有給が付いていなければ、また船橋労基に行って訴えます。』と言いました。すると営業は慌てて店舗に会いにきて、入社日から2年分の有休の日数と申請のやり方を私に伝えたのです。その後、周りの店舗でも「有休が取れると聞きました。私も取りたいです。」とパートが営業に伝えたら実現したという話を聞いています。
言った人にしか有休をつけないずるい会社
きっと会社は、こうやって言ってくる人にしか有休を付ける気がないのではないでしょうか?全店舗のパートが一斉に営業に言ったらパンクしますね。なので組合は全店舗全員、一斉の告知(給料明細などに申請のやり方やその人の日数を書いた手紙)を会社に求めているところです。前回、会社から組合にFAXされた回答書では「有給休暇についても年5日消化義務対象者から先に取得を促す必要があるため優先して訪問していますが、それ以外の方から取得の希望があれば改めて巡回訪問時に順次説明をおこなっております。」と会社は回答しています。しかし年5日というのは、経営者が守らなければ即、罰則がつくような最低限のラインであり、それ以外にも勤務年数や勤務実績に応じてパートやアルバイトには有休を取得する権利があり、それは法律にも定められています。詳細はこちらをご覧ください。
有休は労働者の権利です!一緒に声を上げて有休を取りましょう!
皆さん、有休取りたいですよね。私たちは、このことをぜひ多くに人に知ってもらいたいと思っています。有休は労働者にとって当然の権利です。「言った人だけ」「知っている人だけ」なんて不公平です。
皆さんもぜひこのパートと同じように「有休を使いたい」と営業に伝えてください。言うと、必ず営業に『まって』と言われます。ここで待っちゃダメです。もらうのは当然の権利なのです。会社も人がいなくて大変なんだろうな…とか思うかもしれませんが、それは違います!今までパートを蔑ろにして、付けなければならない有休を付けなかった会社が悪いのです。会社には、労働者が有休を取得できるように、人員体制や環境を整える社会的責任があります。労働者は有休を取ることで疲労回復やストレスの軽減にもなり、労働意欲の向上や雇用の安定にもつながります。これは顧客に良いサービスを継続して提供することにもつながります。会社にとっても必要なことなのです。有給休暇は社員パートに関係なく、法律で定められた労働者の権利です。皆でクリーンな会社にしていくために、お客さんに良いサービスを提供するためにも、言いにくいことも一緒に声を上げていきましょう!
日本労働評議会 千葉県本部
メール: rouhyou.c.i@gmail.com/TEL: 03-3371-0589/FAX: 03-6908-9194
こんな会社だからこそ、労働者の利益を守るためには労働組合が必要なのです。組合は、ローヤルグループで働く皆さんからのご意見、ご質問を大募集しています。みんなで働きやすい職場を実現していきましょう!うちにため込まず、ぜひ、みなさんの意見をお聞かせください♪ 次回、乞うご期待ください!
