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【RG組合】 組合通信 第1号

ローヤル分会とグローバル分会が合体して「ローヤルグループ労評労働組合」(略称:「RG組合」)になりました! 

皆さん、こんにちは。去る9月10日、「RG組合」(ローヤルグループ労評労働組合)結成大会が行われました!当日は、ローヤルとグローバルの組合員、労評やNPOの支援者などたくさんの仲間が習志野市内の公共施設会議室に集まりました。遠方から参加された皆さま、ありがとうございました。準備や当日の運営にご協力いただいた皆さま、お疲れ様でした。当日参加されたNPO法人クリーニングカスタマーサポートの鈴木さんからも「大盛況」との言葉をいただいたとおり、気持ちが一致して盛り上がり、前を向いた、希望を感じられる大会でした。この熱気を力に変えて、さらに3社の労働者の声を集めて、力強く会社との交渉をしていきたいと思います。皆さん、ご支援、ご協力お願いします!

ローヤルグループに労働組合の道を切り開いたグローバル分会

グローバル分会、ローヤル分会、ともに、組合結成からの道のりは決して平坦ではありませんでした。グローバル分会では、有給休暇や残業代、冷房設備の設置など、一定の改善はされましたが、会社側からの圧力により、「会社が変わるかもしれない」との期待を背負った過半数組合を維持できなかった辛い経験があります。それでも残った組合員はあきらめずに会社との交渉を続け、未払い残業代の一部を勝ち取り、中労委の和解事項では「会社は不当労働行為をしない」ことも含まれました。それが今のローヤル分会の活動にも引き継がれています。

組合はローヤル分会に引き継がれ、さらにRG組合へとパワーアップしました!

ローヤル分会では団交拒否からの契約終了やシフトカットなど、組合員自身が大きな痛みを伴いながらも組合活動を継続し、行政を動かし、ようやく就業規則の設置、契約書の交付、有給休暇など、少しずつ成果が目に見えてきたところです。今後は2つの分会の力を合わせてより、大きな力で会社との交渉に臨んでいきたいと思います。労働組合は労働者の事業です。毎日の労働によって会社を支えている労働者の皆さんの声がとても大きな力になります。組合通信を読んで思ったこと、感じたことを、ぜひ職場の組合員や下記メールアドレスまでお寄せください。お待ちしています!

✉ 日本労働評議会

メールアドレス: rouhyou.c.i@gmail.com

TEL: 03-3371-0589

FAX: 03-6908-9194

なぜ「RG組合」を作ったの?

では、なぜ私たちが「RG(ローヤルグループ労評労働組合を作ったのか?」「RG組合を作ってどのような活動をしていきたいと考えているのか?」をもう少し詳しくお話ししたいと思います。以下、RG組合結成大会の議案書「基調報告」より引用させていただきます。少し長いですが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

ローヤルグループ労評労働組合の諸政策

みなさん、こんにちは。ここに、ローヤルグループ労評労働組合の結成大会の開催を宣言します。基調報告として、まず、グローバルでは2016年から、ローヤルでは去年から本格的に始まった闘いのなかで、労評がとってきた政策·方針をふりかえるところからはじめたいと思います。

グローバルでは、工場で会社(以下、「資本」という言葉も使いますが、 おおむね会社のことと思ってください。)との闘いが展開しました。その詳しい ところは、後ほど闘争報告で述べますが、かつての代表的な政策を挙げると、まず、工場の暑熱対策がありました。特に夏になると、工場は連日40度を超える暑さで、倒れる人が何人も出ました。切実な要求として、これの改善を求めましたが、会社は渋りました。最初は、工場のガラス張りにプラインドを付けることすら、見栄えが悪いと嫌がったと言います。最終的にクールミストを導入させましたが、聞く限り、ローヤルの工場ではいまだに夏に熱中症で倒れる人がいるということですから、組合員がいなければ暑熱問題は放置されたままな のかもしれません。

また、ローヤルでは、オーナー店長を含む店舗で働く労働者が労評に加入して会社にいくつも要求を突きつけています。色々ある中で、最も会社の強い反応を引き起こしたのが、勤続約20年のパート労働者である組合員のNSさんの社会保険加入でした。会社は長年、パート労働者の社会保険加入を違法に拒否し続けていたのですが、もはやそれで突っ張り続けることが不可能だと分かると、一転して、それまで月に120時間以上働いていたNSさんのシフトを、86時間以下、つまり社会保険の負担をしなくてもすむ時間まで削るよう、命令してきたのです。このほか、開店前·閉店後の10分間 の作業時間に残業代を払うよう要求すると、「開店時間ちょうどまで店に入るな」と命令してくるなど、会社は労働者の生活や顧客の信用など気にせず、しゃにむに経費の削減しか考えていないことがよく分かります。

さらに、去年ローヤルの闘いが始まるきっかけとなったNTさんに対して、会社は労働組合への加入を知ると、即座に1年ごとの契約更新を拒否してきました。会社にしてみれば、労務負担の管理を逃れられ、賃金を圧縮できるオーナー店長は、のどから手が出るほどほしいはずです。実際、NTさんも8年間、 何の問題もなく更新し続けてきました。それを、組合加入を知るとあっさりと更新拒否を通告してきたのです。グローバル闘争でも、かつて3つの工場で労働者の過半数を組織していた組合に対して、激しい脱退工作、分断工作を行い、それでもやめない社員の組合員に対しては、一時金(=ボーナス)査定で露骨な組合差別をやってきた会社の姿と重なります。 このほか、ローヤルでは有給取得なども着々と進めています。

低賃金と重労働、そして労働主権と人権

今、簡単にこれまでのグローバルとローヤルの闘いの過程から出てきた 政策を振り返りましたが、その根底にあるものはなんでしょうか。 一言で言えば、それはローヤルグループ資本の低賃金と重労働です。かつてグローバルの闘いがあらわしているように、この会社は、労働者が現場でどれだけ過去な暑さのもとでの重労働にあえいでいようと、くだらない見栄えのほうを優先しました、また、労働者の生活などおかまいなし、いかに安く働かせて 経費を削減するかしか頭にないことも、また明らかです。そして、これを改革するために労働者が立ち上がり、労働組合を結成して会社の無法に立ち向かおうとすると、労働者を弾圧して、あきらめさせようとするのです。

労働者の団結と労評規約

では、労働組合の力のみなもとは、いったいなんなのでしょうか。それは、 ーにも二にも、労働者の団結です。団結というのは、労働者がお互いに力を出し合い、一体の組織をかたちづくって、資本からの支配、分断をしりぞけ、一方的 に支配されるだけではない力を発揮することです。ラグビーのスクラムを想像してもらうと、分かりやすいかもしれません。労評の規約には、どうやって団結をつくり、力強い労働組合の組織を建設し、そして組織が誤った道(自分たちの利益だけを追及するなど。極端な場合には、会社と一体になって労働者を支配する御用労組になります。これらを、「修正主義」と言います。)に進まないために 何が必要か、詳しく書いてあります。今後、皆さんと労評規約をはじめ、学習を進めていきたいと考えています。

資本による階級支配

ローヤルグループ資本はコロナ禍や戦争を背景とした価格転嫁や原材料費、流通費の高騰を理由にして、不況、高物価を盾にして嘆き、組合の要求にはこたえられないと訴えてくるでしょう。ですが、労働者にとっては、会社以上に、 低賃金に物価高騰が伸し掛かっており、生活に窮し、低賃金の上に実質賃金が目減りしており、もはやエンゲル係数29パーセントとなって、生活に重く伸し掛かってきています。

経済闘争を徹底的に闘い抜くこと

最初にあげた諸政策は、いずれも経済闘争(奪われた労働者の権利·利益を獲得する闘い)としてあります。とりわけ賃金問題と労働条件の劣悪については断固要求し闘い取る正しい経済闘争を徹底化しましょう。法的にも準備し、しかし、ただ法に頼ることなく、労働組合組織の団結の力をもって力強く資本を追 い詰め、闘い抜きましょう。このように、経済闘争を徹底的に闘い抜くことを通して、何の道理もない、自分の利益しか頭になく、平気で労働者を踏みにじる、資本の支配を打ち破ることができます。これを、階級闘争と言います。

良質の労働組合 

労働組合は民主と集中という組織原則を重んじ、とりわけ執行部をはじめとして民主を重視して、密度の濃い、精度の高い隙のない労働組合をつくりあげましょう。労働組合は、組合員が自分たちによる事業として営むものです。そしてまた、労働組合自身の自足的、自己満足的でもっぱら自己利益のための「労 働組合主義」に陥ってはならず、かならず労働者階級全体のためのものでなければなりません。ローヤルグループの労働者みなのために闘う労働組合は、労働者のもっとも優れた資質を、労働者階級意識として高く掲げ、労働者大衆の中に入って大衆路線を実行し、また、一方で自分たちの利益のみを追及する大衆迎合主 義に陥らず、大衆闘争をもって大衆を起ち上がらせることをこの先研鑽し、相互 教育、自己教育のもと互いに学び合い、堅固な労働組合をつくり上げましょう。(RG組合結成大会議案書「基調報告」より)

<<RG組合 委員長より>>

ローヤルグループで働いてる皆さんは、疑問に思ったり不満に思った事はありませんか? 溜め込まず、先ずは皆さんの声を聞かせて下さい(^^♪

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