ロイヤルネット(うさちゃんクリーニング)余波続く
昨年、店舗で働くパート労働者にサービス残業を強いてきたロイヤルネットワーク社がそれを認めて、元従業員(組合員)に不払い残業代を支払い、今後は法令順守で労働条件を改善すると約束した事件はその後も余波が続いています。
FACTAという月刊誌から取材を受けましたが、2月号にうさちゃんクリーニングの件が記事として載っています。ヤフーニュースにも載っているそうですので、見たい人はそちらを検索してください。雑誌の記事ですので、労評として述べた言葉ではありませんが、極悪ブラック企業という表題になっていて実態がよく描かれています。
また、うさちゃんクリーニングで働く労働者の手紙や電話が引き続き寄せられています。「組合で交渉して改善を期待していたが、形だけ取り繕った措置はとっても、実質は変わっていない。」「休憩時間を1時間とれと言われて、帰りが遅くなるだけで意味はない。」「中間管理職がパート労働者に対する自分の好き嫌いでシフトを作って、段取りをしているので職場では不満が充満している」等々、会社が改善に真剣に取り組んでいるという状況にはなっていないようです。労評は組合に加盟して団体交渉をしようと呼びかけていますが、やはり恒常的に組合を作って交渉していかないと会社の体質を改革することはできないでしょう。うさちゃんクリーニング問題は今後とも取り組んでいく課題です。