５月２１日、労評スリーエス分会が争っていた東京都労働委員会の全部命令が出ました。

この事件は非正規労働者で構成されている労評スリーエス分会の組合員が正社員化を求めて団交を行った際に、社長（当時）が愛社精神がない人は正社員に出来ないと述べたこ
とに象徴されるように、組合活動を理由に正社員化を拒んだことを不当労働行為として認めた事件です。

今回の都労委命令は会社の主張を基本的に退け、救済方法としても今後正社員の登用について、組合の要求に基づいて検討すべきと結論つけています。

東京都労働委員会の命令の概要はこちらからご覧いただけます。

これは非正規労働者が無期転換をして正社員とほぼ同じ勤務状況で、正社員化を求めた件であり、労評スリーエス分会は今回の件を都労委に申し立てる直前に会社の行っている不合理な非正規労働者への差別に対してストライキ闘争も闘ってきました。

※２０２２年のストライキ闘争の状況など

今回の都労委命令は同様の要求を持っている非正規雇用労働者は多く存在すると思いますが、非正規労働運動にとっても有意義な命令になると思います。

労評スリーエス分会は全国の差別、搾取、抑圧されている労働者、とりわけ非正規雇用労働者と連帯し、闘っていきます！

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日本労働評議会（労評）

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