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三幸交通でタクシー乗務員が組合を結成、団体交渉を開始!

5月に公然化した三幸交通で団体交渉が始まりましたのでその報告をします。

6月3日に第1回目の団体交渉が行われる

今回の団交の議題は、主にカード手数料の支払いを拒否している労評の組合員に無線を使わせないことの不当性と、元々カード手数料を乗務員から徴収することの不当性などを訴えることが主ですが、それ以外は労基法違反に関する事実が多くあり、その是正をめぐっての団交でした。

会社側は2名の取締役が回答する形になりましたが、ほとんど検討しておらず、回答と呼べるものはないというのが実態です。

 

①カード手数料の問題

組合員だけ優遇するわけにいかないなど、頓珍漢なことを言い、カード手数料の会社負担は検討するとも明言せず、乗務員が納得の上で徴収しているから問題はないという姿勢です。

これは今後大きな争点です。

 

②有給休暇の5日取得のの問題

会社は何ら検討しておらず、「今後検討しなければならないと」の答えであり、8乗務の乗務員には有休を付与しないことは違法ですがこれも検討するとの回答。

売り上げが2万8千円に達しないと一日3800円の乗務手当を出さないが、就業規則では一定の労働時間を働いたら3800円を支給するとあり、その矛盾を突くと、それも検討しますとのこと。

有休を翌年に繰り越さず、一日5500円で買い取っているのは違法だと主張しても、「検討します、検討します」のオンパレード。

団交に参加した組合員も、「何も検討していないんですね。これだけ日にちがあって呆れましたよ」と述べていました。

 

③資本の改悪な体質

詳細は割愛しますが

事故を起こした乗務員に対する対応や、制服を乗務員に購入させる件などについては、乗務員蔑視の露骨な体質が現れます。

 

会社は、組合の結成に戸惑いを見せているものの、会社にとって都合の良い一方的な慣習を会社から改めるということはありません。

これを突破していくために、突っ込んだ改革論議とともに、三幸交通で働く労働者の団結が重要です。

 

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