新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年の総選挙の結果にも表れているように、安倍政権は姑息にも突然の総選挙で政権の延命措置を取りました。自分たちが狙いとしている憲法改正やそのための布石としてきた特定秘密保護法や集団的自衛権問題などは隠し通し、消費税増税の先送りを前面に掲げて国民をたばかっています。しかし、アベノミクスの破綻は隠しようがなく、貧富の差、格差の拡大はいやおうもなくこの社会全体を覆っていくでしょう。非正規労働者が2000万人を突破すたということです。派遣法が改正されればさらに拍車がかかるでしょう。今、女性で正社員は総合職などに限られ、一般職はほとんど派遣労働者などで賄われる時代です。安倍首相が嘘で固めてデフレからの脱却を言おうが、多くの労働者は希望の見えない社会に憤怒を抱え、マグマのような怒りを蓄積しているのではないでしょうか。
今年もいっそう激動に向かう兆候が見られます。今、労働運動を燃え上がらせなければいつやるのでしょうか。抑圧された者、虐げられた者がいつまでも黙っていることはないでしょう。労評は労働者のもって行き場のない切ない、やるせない思いを受け止める労働運動を目指します。中小未組織労働者の組織化の方針のなかで、真の労働運動の実態を形造ることができるように奮闘する所存です。2015年度の年頭にあたり心新たにして臨みますので、皆様のご支援、ご要望、ご鞭撻などよろしくお願いします。
2015年元旦