4/6「3・20トール大阪地裁不当判決」を糾弾する判決報告集会 in 関東 を開催します。
去る3月20日、大阪地裁は、トールエクスプレスジャパン事件で、原告らの請求を棄却する不当判決を言い渡しました。
本事件は、賃金の計算過程で残業代の主要部分を差引くことにより、実質的に残業代を支払わないという「残業代ゼロ」の賃金制度に対して、トラック運転手らが原告となり未払残業代の支払いを求めたものです。
トール資本は、「能率手当」という特別の手当を創出し、時間外手当Aを差し引いているため、実態として残業代を支払ったことにはならず、労基法37条に違反しています。
この実態に対して、大阪地裁は、
「時間外手当Aと能率手当は、それぞれ独立の賃金項目として支給されており、・・・・・・、現実に時間手当Aを支払っていると解するのが妥当である」
と判断しました。
しかし、「現実に時間手当Aを支払って」いないからこそ、裁判で争っているのです。
判決は客観的な事実と明らかに異なる認定をしていると言わざるを得ません。
この大阪地裁の判決は、とにかく原告を負けさせるために、論理を無視したおかしな認定でやっと結論に持って行った判決だというのが多くの人が抱いた印象です。
原告らは判決を聞いた瞬間に控訴して徹底的に争うことを決めました。
判決のおかしな点を暴露・糾弾し、不当判決に屈せず、現場から賃金制度改革の運動に立ち上がりましょう!
特に交通運輸で働く方にには強く参加を呼びかけます。
3・20トール大阪地裁不当判決を糾弾する判決
報告集会 in 関東
日時:2019年4月6日(土)午後6時30分~午後8時30分
場所:品川区立総合区民会館(きゅりあん) 第3講習室
【議事運営】
報告 指宿昭一弁護士
労評交運労対策部
その後、質疑応答と討議
【アクセス】
JR京浜東北線「大井町」駅中央口東側出て正面(ヤマダ電機の右側を回ると出入口があります)